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野球部に花束を (2022):映画短評

野球部に花束を (2022)

2022年8月11日公開 99分

野球部に花束を
(C) 2022「野球部に花束を」製作委員会

ライター2人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3

なかざわひでゆき

高校野球部はパワハラの嵐!?

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 野球部に入部した高校一年生の目を通して、悲喜交々な高校野球部の日常を描いたスポーツ・コメディ。いやあ、これぞまさしく理不尽なパワハラの嵐(笑)。良くも悪くも昭和のスポ魂スピリットですな。全員強制的に丸坊主にされ、鬼監督からは日々一方的に怒鳴られしごかれ、先輩にも絶対服従を強いられる。これよこれ、体育会系が生理的に苦手な理由は!と筆者などは思ってしまうのだが、そんな過酷な部活動の中から固い友情や絆が生まれていくことになる。野球部アルアルの解説ナレーションが随所に挿入されたり、怖い先輩が小沢仁志に見えてしまったりなど、ノリは非常にライトでユーモラス。日本独特の青春ドラマとも言えよう。

この短評にはネタバレを含んでいます
くれい響

高校野球を10倍楽しく見る方法

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

『行け!男子高校演劇部』『男子高校生の日常』あたりを思い起こさせる“男子あるある映画”。人気コミックの映画化とはいえ、あえて今、この理不尽で無慈悲なネタを実写で挑んだ制作陣もスゴいが、髙嶋政宏演じる“狂気と愛は紙一重”な鬼監督に、3年生全員が小沢仁志に見えてしまう怪現象、電気グルーヴ書き下ろしによる主題歌など、こちらもおっさん受けするネタ満載。にもかかわらず、『アルプススタンドのはしの方』と続けて観たい青春コメディにしっかり仕上がっているのは、脚本も手掛けた飯塚健監督の采配の上手さといえるだろう。ただ、里崎智也による“野球部あるある”は、出オチ程度に留めてほしかった気も。

この短評にはネタバレを含んでいます
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