ウィークエンド・アウェイ (2021):映画短評
ウィークエンド・アウェイ (2021)B級映画と割り切って見るならそこそこ楽しめる
異国で夜遊びをして朝起きたら誰かが死んでいたという設定は、「フライト・アテンダント」をやや思い出させる。しかも今作のミースターは、「フライト〜」のクオコがゲスト出演したことのある「ゴシップガール」の出身。だが、出来でいうと、今作は残念ながら劣る。いくつもどんでん返しがあり、結末も意外ではあるものの、ディテールが雑すぎて、そこに至るまでに信憑性が完全になくなっているのだ。役者というより演出だろうが、それぞれのキャラクターに「こいつは何か隠しているかも」と匂わせる瞬間をもたせるそのやり方も、わざとらしい。とは言え、90分程度と短く、退屈はさせないので、B映画と割り切って楽しむならいいかも。
この短評にはネタバレを含んでいます