フォーリング・フォー・クリスマス (2022):映画短評
フォーリング・フォー・クリスマス (2022)リンジー・ローハンの復帰は素直に祝福
観る人を幸せな気分にさせるというクリスマス映画の基本を強い使命として掲げているのは明らか。「他人に与える」というこのシーズンの精神もしっかり見られる。だが、ストーリーとキャラクターが陳腐すぎ。あまりにお決まりパターンのオンパレードで、今どきよくここまでやれたものだと(そしてよく作らせてもらえたものだと)逆に感心する。こういう映画に完全なリアリティは求めないけれども、これはどこを切ってもありえなすぎ。リンジー・ローハンの映画復帰は素直に祝福。同じ監督とまた組むとのことで、今作では真面目に仕事をしたのだろう。ただ、次も同じレベルの作品だと本格的にキャリアを復活させるのは難しいかも。
この短評にはネタバレを含んでいます