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妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク (2022):映画短評

妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク (2022)

2023年4月14日公開 77分

妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク
(C) 2022 REMOW

ライター2人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3

なかざわひでゆき

激安だけどサービス精神は旺盛な特撮時代劇ホラー

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 それは遥か遠い昔のこと、海神様の祟りに遭った貧しい漁村で、孤独なはぐれ者の忍者VS呪術を操る邪教集団VSメガトン級の巨大人喰いザメの三つ巴による壮絶バトルが繰り広げられる。忍術ありチャンバラあり、魔術・妖術に人体破壊スプラッターにエロスもありの大盤振る舞い。昔の『伊賀忍法帖』とか『里見八犬伝』みたいな映画を作りたい!という意気込みは伝わってくる。まあ、どう見ても予算は少ないしCGも激安だが、しかしそれでもサービス精神はすこぶる旺盛。なにより、肝心要のスタントアクションがちゃんとしているのはポイント高い。とりあえず、この手の特撮時代劇ホラーが好きなら見て損はないはずだ。

この短評にはネタバレを含んでいます
くれい響

安心と信頼の坂本浩一監督クオリティ

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

「こっちはサメに加えて、忍者だ!」とばかりに『シャークネード』でおなじみのアサイラムに喧嘩を売るハッタリ感は、同じプロデューサーが手掛けた「SUSHI TYPHOON」レーベルを思い起こさせるが、そこは安心と信頼の坂本浩一監督クオリティ。かなりのダークヒーローを演じる平野宏周ら、若手俳優を起用して、しっかり殺陣などのアクションとちょいエロをベースに魅せてくれる。珍しくゴア描写にも挑戦しており、肝心のサメはなかなか出てこないぶん、血しぶきの量で勝負。『るろうに剣心』パロディや“生きる屍”の登場など、テンコ盛りの77分だが、正直な話、今度はもうちょい予算をかけてほしいところ。

この短評にはネタバレを含んでいます
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