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ジェーンとシャルロット (2021):映画短評

ジェーンとシャルロット (2021)

2023年8月4日公開 92分

ジェーンとシャルロット
(C) 2021 NOLITA CINEMA - DEADLY VALENTINE PUBLISHING / ReallyLikeFilms
森 直人

神話を身近に感じる贅沢な時間

森 直人 評価: ★★★★★ ★★★★★

アニエス・ヴァルダの『アニエス・vによるジェーン・b』に倣うと、『シャルロット・gによるジェーン・b』。さらにセルジュの『シャルロット・フォー・エヴァー』からドワイヨンの『シャルロット・ゲンズブール/愛されすぎて』、イヴァン・アタルの『ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール』等も頭をよぎる。特権的な母娘の、等身大のプライベートシネマ。

デニムパンツに黒のトップス、定番的なスニーカーという同じ様なシンプルな普段着の母娘の姿に見とれてしまう。また娘がカメラを向けたからこそ、ジェーンは老いや不眠、2013年に転落死した長女ケイト・バリーについても口を開く。本当に貴重なポートレートを遺してくれた。

この短評にはネタバレを含んでいます
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