オスカー・ピーターソン (2020):映画短評
オスカー・ピーターソン (2020)天才ジャズピアニストの演奏に見惚れる
2007年に亡くなったオスカー・ピーターソンがいかに天才的ジャズピアニストだったのかがあらためてわかるドキュメンタリー。彼が演奏するアーカイブ映像は、いつまでも見ていたくなる。それだけでも見る価値あり。クインシー・ジョーンズ、ハービー・ハンコック、ビリー・ジョエル、批評家などが登場するも、同じような礼賛コメントがなん度も繰り返されるのがやや物足りない。そこはこの手の卓越した人物のドキュメンタリーではありがちな落とし穴。尺は90分弱で、彼の人生をざっと振り返る感じ。たとえば3回の離婚についても、彼自身がちょっと語る程度でしか触れられないし、もっと深い話がいろいろあったのだろうなと思ってしまう。
この短評にはネタバレを含んでいます