ビバリーヒルズ・コップ:アクセル・フォーリー (2024):映画短評
ビバリーヒルズ・コップ:アクセル・フォーリー (2024)ライター2人の平均評価: 3.5
これまで以上にビバリーヒルズが登場!
冒頭からいきなり「The Heat is On」の歌が流れ、オリジナルへの回帰を体感。過去作にないほどビバリーヒルズがたっぷり登場するのにも興奮。最初のほうには観光客にお馴染みのエリアでカーチェイスがあり、真ん中の銃撃戦はウィルシャー通り。後半のヘリコプターのシーンもしっかり街を見せるのだ。1作目は道のシーンをパサデナで撮影したりしたが、今回は市が諸手を挙げて協力したのは明らか。父娘の話が中心になるところがストーリー面での違いながら、先が見えているだけに繰り返される論争がややくどい気も。とは言え、娘役のテイラー・ペイジは光っているし、全体的に過去2作に比べてユーモアが増えているのも良い。
健在ぶりが嬉しい
前作から30年、1作目からは40年ぶりのまさかの新作です、しかもNetflixで配信とは!?
エディ・マーフィーも63歳で、いろいろと浮き沈みもありましたが、今回は健在ぶりを見せてくれて、とにかくそれが嬉しい。ジョセフ・ゴードン=レヴィットやケヴィン・ベーコンなどなかなかに豪華な面々が揃っていて、エディ・マーフィーの俺様映画だけで終わってないところも良いです。思えば1作目はブラックスプロイテーションにカテゴライズされていない映画でメガヒットした黒人俳優主演作品という記念碑的作品でした。シリーズ化によっていろいろありましたが、今作は1作目へのリスペクトを感じさせる映画でした。吹替版もお薦めです。