モアナと伝説の海2 (2024):映画短評
モアナと伝説の海2 (2024)モアナはさらにその先へと進む
主人公が見知らぬ広大な世界に向かって進んでいく、という魅力は今回も変わらない。前作では、外洋への出航を禁じられた島で暮らすモアナが大海原へと漕ぎ出したが、今回はさらにその先へと進み、他の島々で暮らす見知らぬ人々との出会いを求める。そして、それを妨害する、かつて人間たちを分断した悪神に立ち向かう。何かと内向きな空気の昨今、このメッセージの前向きさが鮮やか。今回の旅には人間の仲間もいる。
映像は、前回から魅力的な海の表現に加えて、主人公が流れ星の軌跡を追う、悪神が雷光を使う、という設定から"光"の演出も印象的。主人公が奇妙な場所で出会う、コウモリの化身のような女性キャラもユニーク。
この短評にはネタバレを含んでいます