イベリン:彼が生きた証 (2024):映画短評
イベリン:彼が生きた証 (2024)人とのつながりについて考えさせる感動作
弊害ばかりが指摘される若者のゲーム依存について、このドキュメンタリーは新たな視点を提供。治療法のない進行性の難病を持つマッツは、普通の子と同じような青春時代を送ることができない。だが、オンラインゲームの世界で、マッツは“イブリン”というアバターになって国境を越えた友人を作り、恋をして、本当の顔を知らない仲間たちを手助けしてもあげていた。イブリンもまた、本当のマッツ。息子のそんなダブルライフを両親が知るのは、マッツが死んでから。マッツの家族やゲーム仲間たちの話には、思わず涙。彼が“住んだ”ゲームの世界を再現するアニメーションも効果的。人とのつながりについて考えさせる感動作。
この短評にはネタバレを含んでいます