JOY:奇跡が生まれたとき (2024):映画短評
JOY:奇跡が生まれたとき (2024)女性の選択のために尽力した偉大な人たちの感動作
トランプとバンスに突きつけてやりたい作品。女性は自分の体について自分で選択できるべきだし、不妊治療で子供を生むことは劣らない。今から50年以上前、女性の権利を信じ、科学の可能性のために全力を注いだこの3人には頭が下がる。斬新なことに挑んだ彼らは「フランケンシュタイン」「神のつもりか」と批判され、攻撃された。そんな大きな自己犠牲の末に奇跡が起きるラストには、思わず涙。監督も脚本家も体外受精でお子さんを授かっており、初の試験管ベイビーであるルイーズ・ジョイ・ブラウンは撮影現場を訪れたとのこと。全体を通して敬意がたっぷり感じられるのは、パーソナルな思いも関係しているのだろう。役者たちも抜群。
この短評にはネタバレを含んでいます