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JOY:奇跡が生まれたとき (2024):映画短評

JOY:奇跡が生まれたとき (2024)

2024年11月22日公開 115分

JOY:奇跡が生まれたとき
猿渡 由紀

女性の選択のために尽力した偉大な人たちの感動作

猿渡 由紀 評価: ★★★★★ ★★★★★

トランプとバンスに突きつけてやりたい作品。女性は自分の体について自分で選択できるべきだし、不妊治療で子供を生むことは劣らない。今から50年以上前、女性の権利を信じ、科学の可能性のために全力を注いだこの3人には頭が下がる。斬新なことに挑んだ彼らは「フランケンシュタイン」「神のつもりか」と批判され、攻撃された。そんな大きな自己犠牲の末に奇跡が起きるラストには、思わず涙。監督も脚本家も体外受精でお子さんを授かっており、初の試験管ベイビーであるルイーズ・ジョイ・ブラウンは撮影現場を訪れたとのこと。全体を通して敬意がたっぷり感じられるのは、パーソナルな思いも関係しているのだろう。役者たちも抜群。

この短評にはネタバレを含んでいます
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