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電気自動車の時代が到来?『誰が電気自動車を殺したか?』の続編はGM、日産、テスラモーターズの内部に侵入 (トライベッカ映画祭)
前作『誰が電気自動車を殺したか?』で、地球の環境に優しい電気自動車が走っていない理由を描いたクリス・ペインが、トライベッカ映画祭(The Tribeca Film Festival 2011)で、その続編となる新作『リベンジ・オブ・ザ・エレクトリック・カー(原題) / Revenge of the Electric Car』について語った。 同作は、2006年に『誰が電気自動車を殺したか?』で、5000台もの最新の電気自動車が破壊された事情を描いてから5年、今でもガソリンに頼る時代の動きの中で、新たに開発される電気自動車をGM、日産、テスラモーターズの内部に侵入し、電気自動車産業の現況を描いた作品。 今まさに電気自動車の時代が到来しているのか?それとも、2008年の経済不況により、いまだ足踏みした状態なのだろうか。「すべては、ガソリンの値段で変わってくると思う。電気自動車の機能は洗練され、かなりの消費者が電気自動車に興味を示している。それに環境問題がさらに電気自動車の方向へ導いているが、最終的にはガソリンの値段次第と思っているよ」と彼なりの見解を語った。 前作ではGMの内部に入れず、完全にシャットアウトを食らったが、GMの副会長のボブ・ラッツとのインタビューも含め、今回はGMに取材ができたことについて「このGMの件は最初はナーバスだったが、後で笑うことができたんだ。僕は前もって、GMにあなた方には編集をコントロールする権利はない、さらに2011年に公開されるまで映画を観ることはできないよと伝えたが、GMは僕を尊重し、さらに信頼してくれた。彼らの同意がなければ、全く内容の違った映画になっていた。今回、GMは正しい選択をしたと思っているよ」と明かした。 映画内では、テスラモーターズのCEOのイーロン・マスクとGMの副会長のボブ・ラッツが、自動車業界の若手と重鎮として比較されたり、ほかにも興味深い人物たちが登場していることについて「二つの選択があったんだ。一つは、なぜ電気自動車が良いのかという事実と理由を並べること、もう一つは個性的なキャラクターを通して、電気自動車の世界を伝えること。僕は後者を選び、それぞれの違った個性を描くことで、より興味深い作品になったと思う。今回は、イーロンとボブ以外にも、日産のCEOのカルロス・ゴーン、個人で電気自動車を作っているレヴェレンド・ガジェット(本名グレッグ・アボット)の4人を中心に描いているんだ」と語った。
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