亀田兄弟が初渡英!チャンピオンベルトを持ってジョニー・デップ主演『アリス~』のプレミアに登場
現地時間25日、ティム・バートン監督がジョニー・デップを主演に迎えて描くファンタジー映画『アリス・イン・ワンダーランド』のワールドプレミアがロンドンで開催され、ボクシングの現世界王者の亀田興毅・大毅兄弟が、チャンピオンベルトを持ってグリーンカーペットに登場した。
ロンドンの中心部にあるザ・オデオン・レスター・スクエア劇場前にはワンダーランドのイメージで装飾された200メートルのグリーンカーペットが敷かれ、冷たい雨が降る悪天候であるにもかかわらず、『アリス・イン・ワンダーランド』に登場するさまざまなキャラクターのコスチュームで着飾った3,000人を超えるファンが集まった。
ファンの熱狂も最高潮に達したころに主演のジョニー・デップをはじめ、アリス役のミア・ワシコウスカやアヴリル・ラヴィーンらもカーペットに次々と登場。チャールズ皇太子とカミラ妃も来場するというロイヤルワールドプレミアイベントとなった。
そんな全世界が注目するプレミアに、日本からは現WBA世界ライトフライ級王者・亀田興毅と現WBA世界フライ級王者・亀田大毅の兄弟の世界王者コンビがチャンピオンベルトを持ってグリーンカーペットに登場。本作では、主人公アリスがワンダーランドを救うために自らの意思で、戦うことを決めることから、「戦うアリス」を応援するためにディズニーが亀田兄弟を招待した。亀田兄弟にとっては、初の渡英にして、初のワールドプレミア出席となった。
大雨の中、タキシードに身を包み少し緊張した面持ちの亀田興毅と大毅の二人だったが、二つ並んだチャンピオンベルトは、堂々と輝き存在感を放っていた。兄・興毅は、「三兄弟で世界チャンピオンになって、誰にもに知ってもらえるようがんばりたい。今日はしっかり映画を観て、3月27日の初防衛戦に向けて、戦うアリスから闘志をもらおうと思う」と決意を語った。
また、本作の監督ティム・バートンが、目の前の亀田兄弟が兄弟でボクシングの世界チャンピオンということを知ると、思わぬビックゲストに大喜び。「すごいね。これ(チャンピオンベルト)触ってもいい? 2人ともかっこいいよ! 次は日本で会おう!」と大興奮だった。
その後、映画鑑賞を終えた亀田兄弟は、「3Dがすごい! 迫力がすごかった! アリスが戦いを決意するところと自分たちも一試合一試合決意してのぞんでいるところが共通点!」と大毅が大興奮。興毅も「雨は残念やったけど、今日は今までにしたことがない経験ができて、いい日になりました」と兄弟そろっての世界の舞台を堪能した様子だった。
このプレミアのために集まった取材マスコミは、スチールカメラ100人、世界中から集まったテレビカメラが50台以上。劇場内は、1,365席満席の状態。上映終了後には、大興奮のスタンディング・オベーションの嵐だった。
また、ジョニー・デップはこの日も待ち続けたファンに大雨の中、サインのサービス。日本のファンに向けて、「早く日本に行きたい。今、ほかのかかえているプロジェクトがあるから、早く日本に行けるようがんばるよ」とメッセージを送った。普段は自分の作品を滅多に観ないジョニーだが、今日は映画を観賞。「自分の作品を観るというより、ティムや他の共演者たちの作品を観に来た感じ」と少し照れくさそうに語っていた。
映画『アリス・イン・ワンダーランド』は4月17日より全国公開