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『思い出のマーニー』オスカー逃す 3年連続ディズニーに軍配

第88回アカデミー賞

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『思い出のマーニー』
『思い出のマーニー』 - (C) 2014 GNDHDDTK

 現地時間28日、第88回アカデミー賞授賞式が米ロサンゼルスで行われ、ディズニー/ピクサーの『インサイド・ヘッド』が長編アニメ映画賞に輝き、スタジオジブリの『思い出のマーニー』は受賞を逃した。同部門には3年連続でジブリ作品がノミネートされ注目を浴びていたが、いずれもディズニーに軍配が上がることとなった。

授賞式&レッドカーペット写真ギャラリー

 『思い出のマーニー』は、『借りぐらしのアリエッティ』の米林宏昌が監督を務め、英作家ジョーン・G・ロビンソンの児童文学を映画化したファンタジー。舞台を北海道に置き換え、苦悩を抱えて生きる12歳の少女・杏奈と、彼女同様に深い悲しみを心に宿すミステリアスな少女マーニーとの出会いを描いた。

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 長編アニメ映画賞に日本作品がノミネートされたのは、同じくジブリの『風立ちぬ』『かぐや姫の物語』に続いて3年連続だが、おととしは『アナと雪の女王』、昨年は『ベイマックス』といずれもディズニー作品に受賞を譲っており、ジブリにとって3度目の正直となるか、日本作品かつジブリ作品として『千と千尋の神隠し』以来13年ぶり2度目の受賞となるかに期待がかかっていた。

 しかし、『インサイド・ヘッド』は、脚本賞にもノミネートされた上、アカデミー賞に次いで権威のあるゴールデン・グローブ賞でアニメーション作品賞を受賞し、“アニメ界のアカデミー賞”といわれるアニー賞でも作品賞を含む最多10部門を総なめにするなど、ノリに乗っており、その勢いを止めることは誰にもできなかったようだ……。

 なお、そのほかにはイギリスの人気テレビシリーズ初の劇場版『映画ひつじのショーン ~バック・トゥ・ザ・ホーム~』や、『エターナル・サンシャイン 』の脚本家チャーリー・カウフマンらが監督を務めた『アノマリサ(原題) / Anomalisa』、ブラジルの『父を探して』が同部門にノミネートされていた。(編集部・中山雄一朗)

第88回アカデミー賞授賞式は29日午前9時よりWOWOWプライムで生中継中(よる9時よりリピート放送)

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