助演女優賞は『リリーのすべて』アリシア・ヴィキャンデル!スウェーデン出身の27歳が初オスカー
第88回アカデミー賞
現地時間28日、第88回アカデミー賞授賞式が米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、映画『リリーのすべて』のアリシア・ヴィキャンデルが助演女優賞を受賞した。アリシアは27歳のスウェーデン人女優で、今シーズンの映画賞レースでは『リリーのすべて』のみならずSF映画『エクス・マキナ(原題) / Ex Machina』での演技も高く評価され、一躍飛躍の年に。オスカー初ノミネートにして初受賞を果たした。
『リリーのすべて』は、『英国王のスピーチ』のトム・フーパー監督がメガホンを取り、世界初の性別適合手術を受けたデンマーク人画家リリー・エルベと、その妻ゲルダとの愛を描いた伝記ドラマ。アリシアは、戸惑い苦悩しながらも、一番の理解者としてリリーを支え続けたゲルダを生き生きと演じ切った。多くの映画賞で「主演女優」というカテゴリーでノミネートを果たすなど、その存在感は圧倒的だった。なお、リリー役のエディ・レッドメインも、本作での演技で2年連続となるアカデミー賞主演男優賞ノミネートを果たしている。
『スティーブ・ジョブズ』で主演男優賞にノミネートされている恋人のマイケル・ファスベンダーにキスしてから舞台に上がったアリシアは「ワオ! ありがとうございます。本当にありがとうございます。アカデミーの皆さま認めていただき、これを素晴らしいキャスト、クルーの人たちと共有したいと思います」と興奮気味にコメント。「エディ、そこ居るのね、本当にありがとう。あなたが居なければこんなことできませんでした」と夫婦役を務めたエディに感謝の言葉を贈っていた。(編集部・市川遥)
「生中継! 第88回アカデミー賞授賞式」は2月29日午前9時よりWOWOWプライムで放送中