米アカデミー賞に「人気映画部門」設立!アメコミ大作などもノミネート可能に
第91回アカデミー賞
来年2月に授賞式が行われる第91回アカデミー賞から、同賞に「人気映画部門」が設立されることが決まった。アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーから会員に送られた手紙の中で明らかになった。
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近年、アカデミー賞授賞式の生中継は視聴率で苦戦しており、今年米ABC局が放送した第90回授賞式の視聴者数も過去最低を記録。視聴率低迷の理由の一つには、ノミネート作品のほとんどが、多くのアメリカ人にとってなじみのない小規模な作品ばかりであることが挙げられてきた。
そんな状況を改善すべく、今回「人気映画部門」の設立が決定。今年で言えば『ブラックパンサー』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『デッドプール2』『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』などが候補になりそうだ。『ブラックパンサー』は作品賞の有力候補ともみなされており、ノミネート資格の詳細は現在詰められているところだが、人気映画賞と作品賞に同時にノミネートされることは可能という点はすでに決定している。
そのほか、授賞式の放送時間を3時間にまとめることも決まった(第90回の放送時間は4時間弱)。そのためいくつかの部門(どの部門になるかは未決定)の受賞者発表はCM中に行い、編集したものを後ほど流す形を取ることになる。
また、第91回アカデミー賞授賞式はすでに発表されていた通り2019年2月24日(現地時間)に行うが、その次の年の第92回アカデミー賞授賞式の日程は2020年2月9日と大幅に早められることも決定した。(編集部・市川遥)