『トップガン』トム・クルーズ、ヴァル・キルマーさん追悼「次の旅路に幸あれ」

映画『トップガン』(1986~)シリーズ主演のトム・クルーズさんが現地時間3日、米・ラスベガスで開催中のシネマコン(映画興行主向けのコンベンション)に出席。同シリーズで主人公マーヴェリックのライバル・アイスマンを演じ、今月1日に肺炎のため65歳で亡くなったヴァル・キルマーさんを追悼した。
米パラマウントのプレゼンテーションに登場したクルーズさんは、新作映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(5月23日日米同時公開)の紹介前に、「親愛なる友人、ヴァル・キルマーに敬意を表したいと思います」と観客と共に黙祷を捧げた。
「彼の作品にどれほど感銘を受けたか、彼が『トップガン』に参加し、後に『トップガン マーヴェリック』で帰ってきてくれたことが、私にとってどんなに光栄で感謝すべきことだったのか、言葉では表現できません。彼は映画を愛していました。私たちに多くを与えてくれました。今日この場で、彼との素晴らしい思い出を共に振り返りながら、静かな時間を共有できたらと思います」と会場に向けて語ったクルーズさん。黙祷後、キルマーさんに向けて「次の旅路に幸あれ」と告げた。
『トップガン』では、ライバル関係だった戦闘機パイロットのマーヴェリック&アイスマンとして共演した二人。約40年後、続編『トップガン マーヴェリック』(2022)で感動の再会を果たし、キルマーさんにとっては最後の映画出演となった。キルマーさんの訃報を受け、映画公式も「ジャンルや世代を超え、映画界に消えることのない足跡を残したヴァル・キルマーを偲んで。RIP(安らかにお眠りください)アイスマン」とXに追悼コメントを投稿している。
『トップガン』シリーズは現在、第3弾が企画中。主演のトムはもちろん、前作で活躍した新世代キャストたちも続投予定となっている。(編集部・倉本拓弥)