ジョニデ愛娘、美しい四肢をさらけ出して舞う…『ザ・ダンサー』予告
“モダンダンスの祖”ロイ・フラーの伝記を基に映画化した『ザ・ダンサー』から予告編が公開され、ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの美しすぎる娘リリー=ローズ・デップが、主人公ロイを翻弄するライバルダンサーにふんし、身体のラインが露わになる衣装だけで舞う姿が一部お披露目された。
写真家のステファニー・ディ・ジューストがメガホンを取った本作は、女性によるダンスが卑しいものとされていた19世紀に、バレエの殿堂オペラ座で踊るという夢を叶えるため、アメリカからやってきたロイの愛と友情をつづったドラマ。ロイ役をクリステン・スチュワートの元恋人として知られているミュージシャンで女優のソコ、ライバルダンサーのイサドラ役を女優としても躍進を続けているリリー=ローズ、ロイを愛するルイ役を『たかが世界の終わり』のギャスパー・ウリエルが務めている。
このたび公開された予告編では、モダンダンスの分野でライバルとして生きたロイとイサドラの美しき競い合いの一端が映し出されている。19世紀アール・ヌーヴォーの時代に一世を風靡したロイは、当時初の試みであった照明の演出に、シルクの布を纏い、棒を使って花のように舞った。そんなロイの前に、無名だが輝くばかりの才能を放つ新星イサドラが姿を現す。ロイとは対照的に、イサドラは薄い衣装だけを身に纏い、四肢をさらけ出して踊る。ロイは自ら、イサドラを共演者に抜てきしておきながらも、彼女への羨望と嫉妬に苦しみ始めるのだった。それぞれの華麗なダンスシーンはもちろんのこと、2人が繰り広げる愛憎劇にも注目したい一作だ。(編集部・石神恵美子)
映画『ザ・ダンサー』は6月3日より新宿ピカデリーほか全国公開