『ワイルド・スピード』第9弾、世界興収550億円突破!
全米ボックスオフィス考
先週末(7月2日~7月4日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、人気カーアクションシリーズ第9弾『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』が興行収入2,300万8,860ドル(約25億円)で2週連続となる首位に輝いた。世界興収は5億ドル(約550億円)を突破。これはハリウッド映画としては、コロナ前の2019年12月に公開された『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』以来の快挙となる。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル110円計算)
2位には、大ヒットアニメーション映画の続編『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』が興収1,600万665ドル(約18億円)で初登場。オープニング興収5,019万8,902ドル(約55億円)を上げた2017年の前作には遠く及ばなかったものの、今回はNBCユニバーサルのストリーミングサービス「Peacock(ピーコック)」でも同時に配信開始となったという背景がある。人気ホラーシリーズ第5弾にして完結編となる『ザ・フォーエバー・パージ(原題) / The Forever Purge』は、興収1,255万1,220ドル(約14億円)で3位デビュー。トップ3をユニバーサル・ピクチャーズの映画が独占する形となった。
このほかの初登場組では、A24の『ゾラ(原題) / Zola』が9位にランクイン。話題を呼んだTwitterの投稿を基に、ゾラという名前のストリッパーがフロリダへのワイルドな旅に出る姿を描いたR指定ロードムービーだ。(編集部・市川遥)
7月2日~7月4日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』
2(初)『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』
3(初)『ザ・フォーエバー・パージ(原題) / The Forever Purge』
4(2)『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』
5(3)『ザ・ヒットマンズ・ワイフス・ボディガード(原題) / The Hitman's Wife's Bodyguard』
6(5)『クルエラ』
7(4)『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』
8(6)『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』
9(初)『ゾラ(原題) / Zola』
10(7)『イン・ザ・ハイツ』