ビューティフル・ゲーム (2024):映画短評
ビューティフル・ゲーム (2024)優しい視点で語られる、素直に良い映画
多くの実話にインスピレーションを得て生まれた感動作。ホームレスの問題が世界各地でますます論議される中、それらの人々に思いやりを持って寄り添う。アンダードッグのスポーツ映画はほかにもあるが、お決まりのパターンにはまってしまうのをうまく避けた。今作にたっぷりハートを与えるのは、いつものことながらすばらしいビル・ナイ。「エンパイア・オブ・ライト」でブレイクしたマイケル・ウォードも光る。過去にホームレス・ワールドカップに出場した選手が小さな役で登場するのもナイス。同じ題材を扱う2008年のドキュメンタリー映画でナレーションと製作総指揮を務めたコリン・ファレルもプロデューサーに名を連ねている。
この短評にはネタバレを含んでいます