今年のエミー賞候補は人気スターぞろい!オスカー俳優からカンバーバッチ、懐かしの名子役まで
第68回エミー賞
今年のエミー賞は、みんな大好き「SHERLOCK/シャーロック」のベネディクト・カンバーバッチ、次期ジェームズ・ボンド候補と噂されるあの2人、ケヴィン・スペイシーらオスカー俳優もこぞってノミネート! 映画界では姿を見かけなくなった名子役や落ちぶれ気味だった悲運のスターにも起死回生のチャンスが! 海外ドラマの祭典エミー賞候補になった注目の顔ぶれをピックアップし、海外ドラマだからこそ味わえるスターの醍醐味を紹介します!(文:なかざわひでゆき)
飛ぶ鳥落とす勢い!テレビドラマで成功した三大スター
ベネディクト・カンバーバッチにブライアン・クランストン、そしてヒュー・ローリーの3人は、唯一無二の独特な存在感、圧倒的なカリスマ性、そして卓越した演技力を併せ持ち、今やテレビでも映画でも重宝されるスターとして活躍している。彼らに共通するのは、テレビドラマでの名演を足がかりに評価を高めたこと。主演のマーベル映画『ドクター・ストレンジ』の劇場公開が控えるカンバーバッチは出世作「SHERLOCK/シャーロック」の最新作でノミネート。映画『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』(2015)で実在した脚本家ダルトン・トランボを演じてアカデミー賞主演男優賞候補になったばかりのクランストンは、同作の監督と再タッグを組んだ「オール・ザ・ウェイ(原題)/ All The Way」で、またもや実在の人物となるジョンソン大統領役に挑戦。ディズニー映画『トゥモローランド』(2015)の悪役も記憶に新しいヒュー・ローリーはジョン・ル・カレ原作のサスペンス「ナイト・マネジャー」で、それぞれエミー賞候補に。ハリウッドを代表する名優の演技をお茶の間でじっくり堪能するのも一興だ。
<エミー賞ノミネート対象>
ベネディクト・カンバーバッチ「SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁」リミテッドシリーズ/テレビムービー部門主演男優賞
ブライアン・クランストン「オール・ザ・ウェイ(原題)/ All The Way」リミテッドシリーズ/テレビムービー部門主演男優賞
ヒュー・ローリー「ナイト・マネジャー」リミテッドシリーズ/テレビムービー部門助演男優賞
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