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2016年 第68回エミー賞スペシャル

映画を超える!今観るべき海外ドラマ4選(2/4)

海外ドラマスペシャル

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「アメリカン・ホラー・ストーリー」文=よしひろまさみち

アメリカン・ホラー・ストーリー
(C)FX Network / Photofest / ゲッティイメージズ

だから映画を超える!

1:『シックス・センス』を超えるドンデン返しの連続
タイトルの通り、ホラーの様相を携えた大ヒットドラマシリーズ「アメリカン・ホラー・ストーリー」。でも、これが単純なホラーだったらここまでのヒットはしなかっただろう。謎が謎を呼ぶミステリアスな展開、人や場所の歴史をひも解きながら進む緻密な脚本、魅力的なキャラクターなどなど。ホラーと言うよりも、クライム・サスペンスやミステリーのファンにはたまらない要素が詰め込まれている。しかも、各シリーズともとんでもない大どんでん返しが複数回用意されており、中毒者続出。

2:主演女優がゴールデン・グローブ&エミー賞をW受賞
一般的人気だけでなく、業界内評価も高いことは受賞歴からも一目瞭然。作品の顔ともなっているオスカー女優ジェシカ・ラングは、ゴールデン・グローブ賞とエミー賞をW受賞したほか、他部門でも候補入り続出。それらを取り仕切るのは「Glee」で一世を風靡した名プロデューサー、ライアン・マーフィー。毎シーズン異なる設定&ストーリーながら、主要キャストは続投するという画期的な仕掛けは、テレビドラマの新機軸を生み出したといえる。

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ハマるポイントはココ

ラバースーツの怪人が現れる第1話の終盤からくぎづけに
シーズンごとに舞台やキャラ設定が全く違うのが最大の特徴。シーズン1「呪いの館」はLAの古い館だが、昨年放送されたシーズン4「怪奇劇場」は1950年代の見世物小屋に舞台を移している。読み切りのシリーズ小説を読んでいる気分で各シーズンを観られるため、切れ味抜群なのが魅力だ。エログロ要素も多いが、妙に強い女性キャラが多く、観ていてスカッとすることもあり女性ファンも急増中。未見の人は、まずはシーズン1から是非。唐突にラバースーツの怪人が登場するエピソード1の終盤から、あっという間に引き込まれるはずだ。ストーリーは違うのに独自の世界観をキープする4シーズン、どれを好きになるかはあなた次第。

アメリカン・ホラー・ストーリー
シーズン5に出演したガガ様が第73回ゴールデン・グローブ賞でテレビドラマ部門女優賞(テレビ映画・ミニシリーズ)を受賞!(C)FX Network / Photofest / ゲッティイメージズ

最新シーズンで待ち受ける衝撃的展開

全米で物議を醸したレディー・ガガらの血まみれパーティー
すでに本国ではシーズン6の製作にゴーサインが出た本作。次なるシーズン5「アメリカン・ホラー・ストーリー:ホテル(原題) / American Horror Story: Hotel」は、ホテルを舞台に人の血を飲んで若さを保つ女主人をめぐる物語が描かれる。これも初回からして、またもショッキングだ。レディー・ガガやマット・ボマーといった大スターの出演もさることながら、彼らが血まみれで乱交するシーンは物議を醸した。日本でのシーズン5の放映&配信が待ち遠しい!

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観られるのはココ

「アメリカン・ホラー・ストーリー」シーズン1~3はNetflixにて配信中
「アメリカン・ホラー・ストーリー」(全12話)、「アメリカン・ホラー・ストーリー:アサイラム」(全13話)、「アメリカン・ホラー・ストーリー:魔女団」(全13話)、「アメリカン・ホラー・ストーリー:怪奇劇場」(全13話)は20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパンよりDVD発売&デジタル配信中(※「魔女団」「怪奇劇場」はデジタル配信のみ)

>次ページは「TRUE DETECTIVE」

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