映画を超える!今観るべき海外ドラマ4選(3/4)
海外ドラマスペシャル
「TRUE DETECTIVE」文=なかざわひでゆき
だから映画を超える!
1:オスカー俳優マシュー・マコノヒーら映画の主役級のスターが出演
アカデミー賞主演男優賞を獲得したマシュー・マコノヒーと2度のオスカー候補に輝くウディ・ハレルソン。映画でもなかなか実現できない大物スターの顔合わせが全米の話題を呼んだ「TRUE DETECTIVE/二人の刑事」は、全く対照的な刑事コンビを演じる彼らの白熱する演技合戦が大きな見どころだ。しかも、シーズン2「~ロサンゼルス」ではコリン・ファレルにレイチェル・マクアダムス、テイラー・キッチュ、ヴィンス・ヴォーンと、さらに豪華な顔ぶれが集結している。
2:エピソードごとの平均視聴者数が1,100万人!
全米ではケーブルテレビ局HBOで放送されている本作。有料の加入契約が必要なケーブル局のドラマは、おのずと地上波ドラマに比べて視聴者数に限界がある。ゆえに200~300万人程度の低空飛行がザラなのだが、本作はシーズン1のエピソードごとの平均視聴者数が1,100万人を記録。「ホワイトカラー」の平均600万人、「HOMELAND」の平均423万人など、日本でも人気のケーブル局ドラマと比較すれば、そのスゴさがよくわかるだろう。
ハマるポイントはココ
捜査が急展開を見せるシーズン1第4話、2つの時間軸が交差する最終話
宗教の迷信が根強いアメリカ南部を舞台に、17年の歳月をまたいで連続猟奇殺人事件の謎を追う2人の刑事を描くシーズン1。閉鎖的で保守的な田舎町の荒涼とした風景、その禍々しい空気の中で徐々に頭をもたげる主人公たちの暗い秘密。過去と現在を行き来しながら、心に闇を抱えた男たちの濃密な人間ドラマが緊張感たっぷりに語られる。中でも捜査が急展開を迎える第4話、2つの時間軸が交差することで決着へと一気になだれ込む最終話は圧巻!
最新シーズンで待ち受ける衝撃の展開
接点のない3人の刑事が、工業地帯の裏の顔を暴く!
キャストを一新し、舞台をカリフォルニアのロサンゼルスへと移したシーズン2。マフィアに弱みを握られたベテラン刑事、組織になじまないはみ出し者の女刑事、心に傷を持つパトロール警官。接点のなかった3人が不可解な殺人事件を捜査するうち、次第に工業地帯の腐敗した裏の顔が浮かび上がっていく。ノワールタッチのダークな世界観は健在。
観られるのはココ
「TRUE DETECTIVE/ロサンゼルス」(シーズン2)は4月23日&30日(字幕版)、26日&27日(二か国語版)、スターチャンネルにて放送(全8話)
「TRUE DETECTIVE/二人の刑事」(シーズン1)はhuluにて配信中(全8話)
「TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ」<ファースト・シーズン><セカンド・シーズン>(各全8話)ブルーレイ&DVDはワーナー・ブラザース ホームエンターテイメントより発売&レンタル中
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