透明感のある歌声と、ストレートな歌詞で、デビュー以来ヒットを飛ばしつづけているシンガー・ソング・ライターのYUIが、映画『タイヨウのうた』で、初主演ながらXP(色素性乾皮症)の少女という難役に挑戦した。
完全に“薫”という役柄に入り込んでしまっていたというYUIが、はじめての演技、映画を感動的に盛り上げる主題歌「Good-bye days」について、語ってくれた。
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Q:今回はじめての映画出演、さらに主役ということでプレッシャーも大きかったと思いますが、いかがでしたか?
YUI:はい、主演ということで、やっぱり皆さんに気をつかっていただいて……。でも、「ちゃんと自分の力で立てるようにがんばろう!」という思いはありました。
Q:薫はXPという病気を持っているすごく特殊な役柄だったと思いますが、どのように作りあげましたか?
YUI:えーっと。撮影に入る前までは、病気のことをすごく考えたりしてたんですけど、撮影に入っていくにつれて、病気は薫がもともと持っているもの。そして、薫のお父さんが個性だと言ってくれているもので。 |
きっと小さいころは「なんで?」って思うこともあったんだと思うんですが、大人になるにつれてそれなりに納得した部分があって、自分なりにそれを解決して、薫の中では「もともと持っているもの」として病気と付き合っているように思えたんですね。それが、孝治に出会ったことでまた、「どうしてわたしが……」という葛藤(かっとう)が生まれた気がしました。 |