夢のまにまに (2008):作品情報
夢のまにまに (2008)見どころ
映画美術の巨匠・木村威夫が90歳ではじめて長編映画の監督に挑んだ人間ドラマ。木村監督の戦争への思いと死生観を根底に、映画を志す青年と映画学校の学院長の交流、老いた夫婦の足跡ときずなが、優美な映像を織り交ぜつつ描かれる。長門裕之や有馬稲子といった豪華キャストに加え、ミュージカルで活躍する井上芳雄が期待に応え感受性の鋭い青年を見事に好演。散っていく若者の姿は痛ましく、たとえつらくてもそこに生きていてこそ感じる幸福を静かに説いてくれる。
あらすじ
映画学校の学院長・木室創(長門裕之)は、才能ある一人の学生・村上大輔(井上芳雄)のことが気になっていた。ある日、大輔は戦没画学生の記録を目にし、木室の前から消息を絶ってしまう。一方、木室の自宅では妻のエミ子(有馬稲子)が戦争で心の傷を負ったままふさぎ込んでいた。そんなとき、木室に精神病院に入院中の大輔からの手紙が届く。
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スタッフ
映画詳細データ
- 製作国
- 日本
- 配給
-
- パル企画
- 技術
- カラー
- (岩波ホール)
- リンク
- 公式サイト