花と兵隊 (2009):作品情報
花と兵隊 (2009)見どころ
出征先の東南アジアで第二次世界大戦終戦を迎え、現地に残った未帰還兵たちの生の声をとらえたドキュメンタリー。家庭を持ち、現地で生活を営む未帰還兵たちが、日本へ帰らなかった理由を語り、生々しく衝撃的な戦争体験を告白する。撮影当時20代だった松林要樹監督が3年に及ぶ取材を敢行し、元兵士たちの心の奥でくすぶり続ける心情を導き出すことに成功。壮絶な体験を語る老人たちの表情のかげりに、胸を強く締め付けられる。
あらすじ
タイと旧ビルマの国境付近。多くの日本兵が戦死したり帰国したが、今もこの地で老後を送る者たちがいる。パオ族の女性と結婚した坂井勇は精米所を経営し、裏庭をカレン族やパオ族の人たちに貸しながら生活を送っていた。また、藤田松吉は800体の遺骨を集めて慰霊塔を自費で建てた。今、戦争の悲惨さが彼らの口から語られる。
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映画詳細データ
- 製作国
- 日本
- 配給
-
- 安岡フィルムズ
- 技術
- カラー/DVカム
- リンク
- 公式サイト