グランドピアノ 狙われた黒鍵 (2013):映画短評
グランドピアノ 狙われた黒鍵 (2013)天才ピアニストですから…
スペインの奇才、ロドリゴ・コルテスがプロデューサー&第二班監督を務めるだけに、その設定から一筋縄ではいかない! とにかくイライジャ・ウッド演じる主人公の設定が、5年ぶりの表舞台だろうが“天才ピアニスト”なのである。
レーザーポインターで命を狙われながらの演奏ながら、イヤホンマイク越しで犯人に罵声を吐くわ、スマホをいじるわ、と何でもアリ。おまけに、犯人の指示に従った演目変更も、観客にとっちゃサプライズになるように、「ツッコんでください」と言わんばかりの展開の連続で、91分を乗り切ってしまう。おまけに、『ビル&テッド』シリーズのアレックス・ウィンターの久しぶりのアホ演技まで堪能できます。
この短評にはネタバレを含んでいます