ミッション:15 (2013):映画短評
ミッション:15 (2013)でも1時間もののネタだなあ。
低予算で心理劇を描きやすいものだから「エレベーター内に閉じ込められた数人が……」という限定空間ドラマはかなりある。大抵つまらないけど、本作は全方位マジックミラー撮影のリアルさもあって楽しめる部類。しかしタイトルがいけない。原題は「イヴェント15」だが、いずれにしろネタバレ。あまり長くはない上映時間のほぼ半ばまで「一体いつ“ミッション”の全貌を明かすんだ?」というイライラを募らせつつ、閉じ込められた三人の行動を観察させられることになる(しかもその間に起きたすべての事象が回収されるわけではない)。ただ“ミッション”の監査役でジェイムズ・フレインが登場、ほぼ顔だけの演技だが存在感が違う。
この短評にはネタバレを含んでいます