ミュータント・タートルズ (2014):映画短評
ミュータント・タートルズ (2014)ライター3人の平均評価: 3.7
思い入れがないほうが面白いのかもね!
かつてのブーム時でもちょいとトウが立ちすぎてたが、映画版はゴールデン・ハーベスト絡みってことで観てた僕。今回のリブート(?)の異様なクンフー度の高さのワケはそこにあるんだろうし、モーション・キャプチャーの進化を如実に感じさせもする。しかも延々と、高速度で展開する雪の急勾配でのアクションは絶妙に設計されていて、アニメーションとしても素晴らしい出来。ま、作品世界を構築するアホすぎる設定、安易すぎる陰謀が許せるかどうかが評価を分けると思うけれど、「ケアレス・ウィスパー」だのラジカセのウォールだのといった80年代ネタ以上に、オチで「Happy Together」がかかったのには大笑いしちまいました。
『トランスフォーマー』の世界観にタートルズ乱入!
ゴールデンハーベスト社も噛んでたシリーズ3作、日本ではDVDスルーの3DCGアニメ『TMNT』に続く劇場版。誕生30周年記念のリブート版ということで、若干キャラ設定が変更され、誰が観てもマイケル・ベイ作品になっているのが素晴らしい。ミーガン・フォックスの登板に、グリムロックまんまなシュレッダーなど、要は『トランスフォーマー』の世界観にタートルズが乱入。しかも、ベイに才能を見出されたジョナサン・リーベスマン監督だけに、『ロサンゼルス決戦』ならぬ「NY決戦」が展開。よって、『アイスエイジ』でおなじみの雪山アクションなど、スピード感だけは異常にあるが、翌日には覚えてないほどのスカスカ感がたまらん。
スーパーヒーローだってラップ合戦する
ミュータントで忍者でカメ。だけど、ストリート・カルチャー好きで、ラッパーで、ジョークの応酬が大好きで、カンフーの達人で、スーパーヒーロー。そんな4人組が、ちゃんとカッコイイ。カメの甲羅は持って生まれたスケートボードで、これを駆使してエクストリームスポーツみたいにひゃっほーとファイトする。見た目は年齢不詳だけど、しゃべる内容と行動は中学生男子。敵のアジトに侵入して交戦中だってのに、屋上に行くためにエレベーターに乗ってドアが閉まったらもう手持ち無沙汰で、4人で即興のラップ合戦を始めちゃう。もうこの瞬間、惚れないわけにはいかないでしょ。