小さな世界はワンダーランド (2014):映画短評
小さな世界はワンダーランド (2014)娯楽映画としても一級品のネイチャードキュメンタリー
BBCアースとピクサースタジオがタッグを組み、最新の撮影技術を駆使しながら小動物たちの世界を捉えたネイチャードキュメンタリーだ。
まずは全編CGかと見紛うばかりのファンタジックな映像美に驚かされる。もちろん、れっきとした実写。シマリスの巣の中など、一体どうやって撮影したんだろう?と目を見張るようなシーンも少なくない。
テーマは小さな生き物たちの成長と自立。危険に満ちた大自然でのサバイバルは、アクションあり、アドベンチャーあり、サスペンスあり、ユーモアあり。娯楽映画として立派に成立している。撮影対象を2種類の動物に絞り、44分のコンパクトな上映時間にまとめたことも功を奏している。
この短評にはネタバレを含んでいます