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マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋のはじまり (2015):映画短評

マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋のはじまり (2015)

2016年7月16日公開 88分

マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋のはじまり
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くれい響

想像以上に、上質なラブコメに仕上がってます。

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

些細な嘘から始まる、よくあるラブコメとして幕を開けながら、こじらせ男女の心が動くきっかけは『羊たちの沈黙』『ウォール街』のセリフで、ロブ・ライナー監督の『シュア・シング』『恋人たちの予感』のオマージュもサラリ。女性脚本家らしい、ときにどギツく、ときに甘い展開がツボを突く。しかも、すべてのキャラが愛らしい。なかでも、『007』のMI-6幕僚長と別人すぎるロリー・キニアのヘンタイ演技は強烈すぎ! デュラン・デュランの「リフレックス」だけじゃなく、ホワイトスネイクの「ヒア・アイ・ゴー・アゲイン」の使い方もサイコーで、世代を超えた『ラブ・アクチュアリー』ばりの大円団まで、一気に引っ張ってくれる。

この短評にはネタバレを含んでいます
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