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ダーティ・グランパ (2016):映画短評

ダーティ・グランパ (2016)

2017年1月6日公開 102分

ダーティ・グランパ
(C) 2016 DG Licensing, LLC. All Rights Reserved.

ライター3人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 4

くれい響

ヤラずに死ねるか!

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

またもハズさないザック・エフロン! “16年「TIME」誌ワーストテン”に選出されたが、『ハング・オーバー!』系列のお下劣映画として安定の面白さだ。『ヴィンセントが教えてくれたこと』ならぬ、“ディックが教えてくれたこと”は残された人生、ヤラずに死ねるか! キャラ的には二重人格なのだが、とにかくデ・ニーロだけで引っ張ろうとする潔さに好感触。そんなディックにロックオンされるオーブリー・プラザはもちろん、リー・トンプソン娘(ゾーイ・ドゥイッチ)もコメディエンヌの才能を発揮し、意外と出番がなかった『エブリバディ・ウォンツ・サム‼』の不満も解消。スプリング・ブレイク映画としても、ツボを押さえてます。

この短評にはネタバレを含んでいます
森 直人

遊びたい盛りの70代に乾杯!

森 直人 評価: ★★★★★ ★★★★★

リアル『テッド』的なユルキャラと化したデ・ニーロ御大が“Dick”という名の存在自体が下ネタな役を快演する。オナニーやパーティ、「このジジイ、ウータン・クランの名前を全部言えたぞ!」など無意味な男前ぶりを次々発揮。それを筋肉裸芸メインで丁寧に受けるZ・エフロンがまたいい。爺+孫コンビで『ハングオーバー!』超えを目指した感じ。

監督を務めたD・メイザーは取り扱い注意の奇才。頭脳値の高い人と組めば『ボラット』など先鋭的になり、保守的な感性に混ざると『ダメな私の最後~』という短絡に陥る。今回は安~いウケ狙いに徹して評価が割れそうだが(笑)、ダーティというか幼稚でキュートなバカ映画としてヌケがいい!

この短評にはネタバレを含んでいます
なかざわひでゆき

ザック・エフロンが全裸でバカやりまくるお下劣コメディ!

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 要するに、上流階級の堅苦しいシステムに組み込まれようとしている、真面目一直線な孫息子ザック・エフロンの行く末を心配したヤンチャな祖父ロバート・デ・ニーロが、もっと自由で面白い生き方があるぜ!ってことを教えるために旅へ連れ出すというロード・ムービー。
 お話自体はたわいもないのだけれど、とにかく全編これシモネタ炸裂のお下劣なギャグが満載。さすがはサシャ・バロン・コーエンの盟友ダン・メイザー監督、悪ノリ具合がハンパない。それでいて、なにげにホッコリとさせる落としどころも巧みだ。
 主演コンビの捨て身なバカ演技も捧腹絶倒。中でも全裸ではっちゃけまくるザック・エフロン。絶対に脱ぐの好きだよね(笑)。

この短評にはネタバレを含んでいます
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