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ルージュの手紙 (2017):映画短評

ルージュの手紙 (2017)

2017年12月9日公開 117分

ルージュの手紙
(C) CURIOSA FILMS - VERSUS PRODUCTION - France 3 CINEMA (C) photo Michael Crotto
なかざわひでゆき

2017年にドヌーヴとドモンジョを同じ映画で見れる幸せ

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 30年振りにひょっこりと姿を現した継母カトリーヌ・ドヌーヴ。真面目にコツコツと生きてきた娘は、自分と正反対の自由奔放で勝手気ままな継母に苛立ちつつも、老いて病を抱えた彼女を見捨てることができない。
 恐らく昔は仲睦まじかったのだろう。失われた時間と「母娘」の絆を徐々に取り戻していく2人。人間は誰でも失敗や過ちを犯すし、そもそも人生とはままならないもの。だからこそ、幸せを求めて自由に生きたっていいんじゃない?不良な母は優等生の娘にそう問いかける。
 ドヌーヴとカトリ-ヌ・フロの味わい深い演技はもちろんのこと、カメオ出演的なミレーヌ・ドモンジョとポーリーヌ・エチエンヌも少ない出番ながら印象的だ。

この短評にはネタバレを含んでいます
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