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レゴ(R)ムービー2 (2019):映画短評

レゴ(R)ムービー2 (2019)

2019年3月29日公開 107分

レゴ(R)ムービー2
(C) 2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

ライター3人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3

くれい響

ドーピング過ぎて、前作超えならず!

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

謎の生命体の侵略により、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』化してしまったブロックシティでの「Everything Is AWESOME!!!」に、確かに前作超えも見えた。だが、宇宙を舞台にした本筋に入ると、歌って踊る変幻自在なクイーンの存在など、エンドレスなドーピング状況が単調に思えてくる『トランスフォーマー』ノリに陥る。一応、ドンデン返しも、トランプ批判もブッこまれているものの、これは前作以上に大風呂敷を広げた展開ながら、フィル・ロード&クリストファー・ミラー監督が降板してしまった『くもりときどきミートボール』シリーズと同パターン。ただ、正気を取り戻したエンドロールは、なかなかスゴい!

この短評にはネタバレを含んでいます
斉藤 博昭

怒涛のテンポのセリフに、ものすごい映像の情報量

斉藤 博昭 評価: ★★★★★ ★★★★★

クリス・プラットの2役に、彼自身のキャリアのシンクロをはじめ、他映画の引用など、とにかくネタに次ぐネタの激流。映像もこれまでのレゴムービー以上に隅々までこだわりが徹底し、さらにシーンの切り替えもとんでもなく多くなり、作り手たちの仕事量を考えると頭が下がる思い。
とくに前半、セリフの数と速さは映画史上でも最高レベルではないか? 無言の時間を作ってはいけないという強迫観念なのか、このペースはやや過剰に感じる。筆者は字幕版で観てかなりの体力を要したので、おそらく吹替版の方が見やすいかと。
レゴバットマンなども続いて、この世界観に素直な興奮とサプライズを見出すのは、そろそろ難しくなっている気もした。

この短評にはネタバレを含んでいます
平沢 薫

映画パロディも自虐ギャグも山盛り増量!

平沢 薫 評価: ★★★★★ ★★★★★

 前作が名作なので、その続編というだけで期待値が上がってしまっているところを、この続編は"とにかくありとあらゆるネタを山盛りにする"という作戦で、前作に負けない楽しさを目指す。
 まず、前作で感嘆させた"現実世界とのリンク"も山盛りで、今回は何度もある。人気映画のパロディも増量、しかも今回の元ネタは超有名映画だけでなく"そのジャンルのファンには有名"系の作品も。さらに大ネタとして、主人公エメットの声を演じるクリス・プラットが、新登場の別キャラの声を2役で演じて、そこにも楽しい仕掛けをプラス。そのうえ主人公の成長物語でもある。シッポの先までネタがギッシリだ。

この短評にはネタバレを含んでいます
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