サムソン 神に選ばれし戦士 (2018):映画短評
サムソン 神に選ばれし戦士 (2018)クリスチャン系スタジオ制作の最新版『サムソンとデリラ』
旧約聖書に出てくる古代イスラエルの怪力ヒーロー、サムソンを題材にした史劇映画。ストーリーの骨格はセシル・B・デミルの『サムソンとデリラ』とほぼ一緒だが、全体的に親イスラエル派のプロパガンダ映画と受け取れる部分も多々あり。しかも、制作会社はキリスト教啓蒙映画専門のピュア・フリックスである。そういう意味では、けっこう香ばしい作品だ。
とはいえ、相当な低予算で作られていることは一目瞭然。旧約聖書でもお馴染みの、サムソンが素手で神殿を破壊するシーンのスペクタクルも超激安なCGで拍子抜けだ。とりあえず、ルトガー・ハウアーとお久しぶりのリンゼイ・ワグナーがサムソンの両親役で顔を見せるのは要注目。
この短評にはネタバレを含んでいます