ファイナル・スコア (2018):映画短評
ファイナル・スコア (2018)痛快&豪快なデイヴ・バウティスタ版『サドン・デス』
スタジアム版『ダイ・ハード』との触れ込みだけれど、むしろこれはデイヴ・バウティスタ版『サドン・デス』もしくは『パニック・イン・スタジアム』と呼ぶべきだろう。ロンドンのサッカー・スタジアムをロシアのテロリスト集団が占拠。たまたま観客として居合わせた元米海軍特殊部隊の傭兵バウティスタが、人質になった亡き親友の愛娘と35000人の観客を救うため、たった一人で敵に挑んでいく。どこかで見たような展開の連続で簡単に先は読めてしまうものの、人間味あふれる登場人物たちの魅力と無駄のないスピーディな演出で全く飽きさせない。ユーモアの効いた伏線の仕込み方も抜群だ。アクションの見せ場も盛りだくさん。
この短評にはネタバレを含んでいます