大脱出3 (2019):映画短評
大脱出3 (2019)もはや“大救出”
トンデモ映画だった前作から軌道修正。とりあえず、スライとバウティスタの出番が増し、彼らを“悪魔砦”に招く敵は、1作目で黒幕だった元相棒の息子(デヴォン・サワ!)と、B級アクションとしてのお膳立ては揃った。とはいえ、もはや頭脳戦の“大脱出”ではなく、単独行動が多いプチ『エクスペンタブルズ』による“大救出”状態。『2 days トゥー・デイズ』『15ミニッツ』のジョン・ハーツフェルド監督作としても、まったく人間が描けてないが、いちばんの謎キャラを演じるマックス“獄長”チャンの一人勝ちなので、細かいことはどうでもいい。ウィンクに指差しと、ナルシストキャラがハマりすぎて、「応援上映」向き!
この短評にはネタバレを含んでいます