いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46 (2019):映画短評
いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46 (2019)美しい彼女たちを愛でる120分
アイドルの裏の顔にも迫った「Documentary of AKB48」の製作が途絶える一方で、4年ぶりに製作された2作目。エース西野七瀬の卒業を軸にしながら、前作では取り上げなかった成長著しい齋藤飛鳥に、与田祐希を前面にフィーチャー。想定内の人選だが、これまでライブのメイキングやドキュメンタリーを手掛けながら、「彼女たちのことは何も知らない」体で語り始める監督の意図が不明。前作公開後に卒業した1期生たちの扱いが雑なのも残念だ。結果「アナザースカイ」「情熱大陸」の域を出ておらず、美しい彼女たちを愛でるだけで終わっている。せめて、生田絵梨花以外の個人活動を取り扱えば、もうちょい広がりも出せたはず。
この短評にはネタバレを含んでいます