カンフーリーグ (2018):映画短評
カンフーリーグ (2018)“カンフー版『ジャスティス・リーグ』”
おなじみのカンフーの達人4人が現代にタイムスリップする“夢躍るバカ映画”だが、そこはロマンチストなジェフ・ラウ監督作。物語の軸となるのは、ルール無用の世界武術大会ではなく、漫画家志望のボンクラやウォン・フェイフォンの告白をめぐるラブバトルだったりする。さらに、『少年サッカー』『人魚姫』で見たシチュエーションがあったと思えば、『カンフーハッスル』まんまなキャラで大暴れするブルース・リャンなどの脇役陣、ナンセンスな笑い(無厘頭)と、ラウ監督が出世させたチャウ・シンチーへの乗っかり具合がハンパない! 香港人スタッフの多さもあり、中国映画ながら、香港映画の醍醐味を体感。
この短評にはネタバレを含んでいます