グリーン・ライ ~エコの嘘~ (2018):映画短評
グリーン・ライ ~エコの嘘~ (2018)グレタさん批判の構図がここに!
あたかも環境に配慮しているように装う”グリーンウォッシング”企業を監督が体当たり取材した、M・ムーア監督スタイルのドキュメンタリー。一見、ムーア監督ほどの過激さはないように見えるが、その道の専門家で企業への追及が手厳しいジャーナリストを同行し、したたかに当事者たちに接近しては真実を暴いていく。見えてくるのは、利益のためなら手段を選ばぬその姿勢。16歳の環境活動家グレタ・トゥーンベリさんを躍起になって批判する人に大物が多い理由が見えてくるようだ。監督も嫌気が差すほど同行ジャーナリストの商品チェックは厳しいが、無意識に消費を繰り返している我々に多くの気づきを与えてくれるに違いない。
この短評にはネタバレを含んでいます