ベター・ウォッチ・アウト クリスマスの侵略者 (2016):映画短評
ベター・ウォッチ・アウト クリスマスの侵略者 (2016)ライター2人の平均評価: 2.5
ネタバレ厳禁!胸糞の悪さは格別!?
『夕暮れにベルが鳴る』に代表される都市伝説の中でも定番なベビーシッターものに、『ホーム・アローン』オマージュをプラス。クモもペンキ缶も使い方次第では、まったく笑えないことになるやりすぎ感と、『ウォンテッド Mr.クリスマス』とも異なる斜め上行く展開&真犯人が肝ということで、日本におけるネトフリ配信から劇場公開への逆転劇も納得……!? とにかく、あまり後先のことを考えてない一発ネタ映画であると同時に、胸糞の悪さは格別なこともあり、「あの『ヴィジット』の姉弟が再共演!」「ママ役は『キャンディマン』のヴァージニア・マドセン!」ぐらい軽い気持ちで観るのがベターかもしれない。
普通のクリスマス映画に飽きた若者には受けるのかもしれないが
アメリカ公開は3年前。その時でも、いや、いつの時代でも、嫌な気分にさせられる映画だが、世の中がこんな状況にある2020年は、とくに見たくない映画だ。残酷なことを行うのが若い人というところがさらに趣味が悪い。サプライズのつもりであろう展開も、見る人によっては余計に辛く感じるはず。アメリカでは毎年必ず新たなクリスマス映画が公開されるので、そんな中でちょっと違ったものを求める若い観客には受けるのかもしれない。だが、ホリデーは、やはり、ポジティブでハッピーに迎えたいものである。