かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル (2021):映画短評
かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル (2021)ライター2人の平均評価: 3.5
ウルトラロマンティックなクライマックスへ!
陰キャな石上の過去が明らかになる体育祭と、「奉心祭」におけるウルトラロマンティックな後夜祭をメインに据えた、続編にして完結編。「アニメ版」で、つばめの声を吹替えた福原遥をキャスティングするなど、原作ファンに好評だった「アニメ版」をかなり意識。その一方で、今回も佐藤二朗の使い方だけでなく、「全裸監督」や「ルパンの娘」、果てはキンプリねたなど、またも福田雄一監督作かと思ってしまうほど、本家を絡めた小ネタで攻めてくる。千花&ミコによる、ラブ探偵コンビによるコントノリなど、前作より賑やかになっており、平野紫耀のハマり役となった白銀がこれで見納めとなるのは、ちょっと寂しかったりする。
アニメの影響大
前作に加えて、アニメシリーズも話題となった『かぐや様は告らせたい』。実写はいったんこれでファイナルと言うことですが、今回も楽しかったです。
2シーズン製作されたアニメシリーズからの影響が強く感じられ、鈴木雅之ネタなどは、知っているとおお!!と思わせてくれます。
主演の二人はマンガ的というか、アニメ的な世界観で演じさせたら見事にはまるので、安心感すら感じさせます。脇のキャラクターで言えば浅川梨奈と堀田真由の振り切った演技に感心してしまいました。