エノーラ・ホームズの事件簿2:映画短評
エノーラ・ホームズの事件簿2今回のエノーラはヴィクトリア朝ロンドンの夜を歩く
ホームズの妹エノーラを描くシリーズ第2弾は、監督も脚本家も前作と同じだが、映画の雰囲気はかなり違う。今回は舞台がロンドンの街に移り、シャーロック・ホームズが生きたヴィクトリア朝ロンドンの闇の匂いが漂うシーンもたっぷり。夜のロンドンの暗い路地、工場で働く幼い少女たちが暮らす貧民窟、労働者たちで賑わう演芸場などが、エノーラを知らなかった世界に導く。
楽しいオマケとして、ホームズといえば欠かせない"あの人"も登場。前作でエノーラが出会って心ときめかした貴族役で、ダニー・ボイル監督のTV「セックス・ピストルズ」ではシド・ヴィシャスを実際よりキュートに演じたルイス・パートリッジが再出演。
この短評にはネタバレを含んでいます