ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー (2023):映画短評
ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー (2023)早くも3作目を期待してしまう!
『バッドボーイズ』を意識した続編タイトルだけに、前作の弱点を踏まえ、しっかりアップデート。とにかくキャラを大切にし、大風呂敷を広げるような無茶なことをしないあたりが阪元裕吾監督の信頼できるところだ。今回は下剋上を狙う兄弟を迎え撃つシリアスな展開ながら、ちさととまひろが繰り出す(ほぼ)夫婦漫才のほか、前作の円盤の映像特典から登場した中井友望演じる死体処理業者・茉奈との絡みなど、終始本気で笑わせようとしている。だからこそ、クライマックスの百合度マシマシな展開が際立つなど、まさに実写版「リコリス・リコイル」状態。早くも3作目、もしくは阪元監督ユニバースへの参戦を期待してしまう。
この短評にはネタバレを含んでいます