ディス・マジック・モーメント (2023):映画短評
ディス・マジック・モーメント (2023)映画館という空間好きなら必見!
去年閉館したテアトル梅田に始まり、「ザ・ノンフィクション」にも登場した秋田の御成座や、三浦春馬の特集上映などの観客との企画を大切にする新潟シネ・ウインドなど、全国のミニシアターを自称“シネマドリフター(映画流れ者)”のリム・カーワイ監督が訪問。客席横並びでのインタビューにも、強い映画館愛を感じるなか、当事者のリアルな声を通じ、「コロナ禍で、日本のミニシアターはどう変化し、日々戦っているのか?」がしっかり伝わってくる。最初だけ盛り上がっていた「ミニシアター・エイド基金」のその後も気になるなか、本来なら斎藤工あたりがやらなきゃいけないことを、サラリとやっているカッコ良さが光る。
この短評にはネタバレを含んでいます