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あの人が消えた (2024):映画短評

あの人が消えた (2024)

2024年9月20日公開 104分

あの人が消えた
(C) 2024「あの人が消えた」製作委員会

ライター2人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3

くれい響

かなり思い切った完全オリジナル企画

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

「ブラッシュアップライフ」同様、コメディとサスペンスを融合させた水野格監督の独特すぎる演出リズムは、とにかく心地良い。さらに、絶妙な掛け合いも魅せる田中圭と高橋文哉がとにかく楽しそうに先輩・後輩役を好演。おまけに、近年ちょっと面白い役回りが増えた染谷将太もアヤしさ全開だし、ゲストの使い方もさすが。それだけでOKという観方もあるのだが、本作の脚本はバカリズムではなく、水野監督自身による完全オリジナル。そのためか、ネタバレ厳禁なラストも含め、かなり強引に感じられ、腑に落ちない点もいくつか。とにかく真面目に謎解きすればするほど、評価が分かれそうな問題作だ。

この短評にはネタバレを含んでいます
村松 健太郎

腑に落ちないところもあるけれど楽しい

村松 健太郎 評価: ★★★★★ ★★★★★

東宝の新レーベル”TOHO NEXT”の一本。「ブラッシュアップライフ」の水野格によるオリジナルストーリー。住人がどんどん消えてく行くマンションを担当することになった配達員の目線から描く形で、二転三転するストーリーがが進んでいきます。ネタバレ要素も多く、言えないことも少なくないのですが、終盤の展開などは巧くやったなと思うところもあります。ただ、その一方で、”そうなると、あれは何だったのか?”という疑問もちょっと残ってしまう部分もありました。。ギリギリのところを行ったり来たりしている印象です。

この短評にはネタバレを含んでいます
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