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ヴェノム:ザ・ラストダンス (2024):映画短評

ヴェノム:ザ・ラストダンス (2024)

2024年11月1日公開

ヴェノム:ザ・ラストダンス
(C) 2024 CTMG. (C) & TM 2024 MARVEL. All Rights Reserved.

ライター2人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 4

平沢 薫

ヴェノムならではの魅力が極まる

平沢 薫 評価: ★★★★★ ★★★★★

 このシリーズの魅力の真髄は、ヴェノムの不気味なルックスと愛らしい性格を合体させたキャラ設定にあり。それを際立たせるのが、ヴェノムと宿主エディの掛け合い。それを熟知した製作陣が、そこに思いっきりフォーカスしたのが三部作最終作となる本作。

 途中、ギャグ方向に振りすぎではないかと思わせる瞬間も一度ではないが、ヴェノムならではの姿の変形ぶり、何かに寄生したときの変貌のユニークさ、その形だからこその独特の動きで魅了するシーンも満載で、それがエンドクレジットでもたっぷり描かれる。

 マーベル映画らしく、エンドクレジットがすべて終わった後にも嬉しいオマケがついているので、そこも見逃せない。

この短評にはネタバレを含んでいます
村松 健太郎

最後のダンスも”らしく”

村松 健太郎 評価: ★★★★★ ★★★★★

何かと苦戦が続くSSUですが別格なのがこの”ヴェノムシリーズ”。肝はやはりトム・ハーディを主演に引っ張って来れたことだと思います。本人もノリノリの様でスタッフとしても名前を連ねています。そして本作はこれまでシリーズを牽引し続け来たケリー・マーセルが遂に監督を務めたのも注目。映画はこれまで以上にエディ・ブロックとヴェノムの二人の絆が大きな注目点になっていて、トム・ハーディの一人芝居(一人二役芝居)が多くなっています。これがやれるのもトム・ハーディの主役力の強さかと。3部作通して2時間弱という上映時間も好印象。

この短評にはネタバレを含んでいます
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