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プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち (2023):映画短評

プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち (2023)

2024年8月9日公開 93分

プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち
(C) 2024 ITN DISTRIBUTION, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

ライター2人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3.5

くれい響

「前作」の反省から、ドラマパートにも力入れました!

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

『テリファー』同様、2作目にして謎の覚醒! 脚本に『サマー・オブ・84』のマット・レスリーが加わったことで、クリストファー・ロビンの少年時代のトラウマが軸となるドラマが展開。より過激になったゴア描写や『キングダム エクソダス〈脱出〉』のようなメタ描写に加え、年間ワーストな「前作」で謎すぎた部分も交通整理。クライマックスのパーティ大虐殺まで、飽きずに観せてくれる。ただ、製作費が10倍になっても誤魔化したいのか、暗闇のシーンは相変わらず観難いし、オウルやティガーが参戦しようが、『パペット・マスター』のような既視感が強い。もはや「くまのプーさん」じゃなくてもいい状況になっている。

この短評にはネタバレを含んでいます
相馬 学

前作とは気合いが違う!

相馬 学 評価: ★★★★★ ★★★★★

 前作はシンプルな残酷後日談だったが、今回は本格的に童話を解体。ドラマの再構築に並々ならぬ気合いを感じる。

 クリストファー・ロビンの子どもの頃のトラウマにスポットを当て、ミステリーを敷き詰めているので前作のような弛緩はない。製作費が10倍になったおかげがスプラッター描写も凄まじく、ジェイソン+レザーフェイスのようなプーの大暴れは堂々たるホラーだ。

 前作には登場しなかったティガーの、やたらと“ビ●チ”を連呼するえげつなさも味。聞けば、スタッフは童話のホラー化を推し進め、ユニバース化を目論んでいるそう。本作の本気を目の当たりにすると、ホラー好きとしては今後の展開も楽しみになってくる。

この短評にはネタバレを含んでいます
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