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ベルナデット 最強のファーストレディ (2023):映画短評

ベルナデット 最強のファーストレディ (2023)

2024年11月8日公開 93分

ベルナデット 最強のファーストレディ
(C) 2023 Kare Productions - France 3 Cinema - Marvelous Productions - Umedia
猿渡 由紀

女性のエンパワメントを感じさせる

猿渡 由紀 評価: ★★★★★ ★★★★★

アダム・マッケイはディック・チェイニー元副大統領についての「バイス」を本人の許可なく作ったが、最大限事実にもとづくようにした。レア・ドムナック監督はシラクの家族と話さなかっただけでなく、フィクションを織り交ぜるというリスキーなアプローチを取っている。その結果出来上がったのは、どこまでが真実かはわからないものの、ユーモアがあり、女性のエンパワメントを感じさせる映画。夫からも世間からもリスペクトをもらえない(人前で話していると夫から『黙れ』というメモを渡される)ファーストレディ、ベルナデットが賢くイメージチェンジをし、次第にパワーを持っていくのだ。ラストシーンはとりわけ痛快。

この短評にはネタバレを含んでいます
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