ADVERTISEMENT
小学生には助言・指導が必要

ぼくらのふしだら (2024):映画短評

ぼくらのふしだら (2024)

2025年1月3日公開 74分

ぼくらのふしだら
(C) 大見武士・少年画報社/映画『ぼくらのふしだら』製作委員会
相馬 学

暴発する十代のリビドーがホラーと化す!

相馬 学 評価: ★★★★★ ★★★★★

 原作のエロスはもちろん大事なエッセンスだが、そこにこだわらず、語るべきドラマを描く。

 原作以上にホラー性を押し広げ、映画オリジナルの世界観を追求。主要キャラクターに暗い影を背負わせ、それぞれの業を煮詰めた物語はスリリングで、意外な事実が発覚するクライマックスまで目が離せない。

 冒頭から過激にエロスを体現する田野優花をはじめ、若い役者たちが熱演を披露。やり直しの効く十代への応援歌か、やり直しても同じ過ちを繰り返す人間への風刺か? 判断は観る側に委ねるとして、ティーンエイジモンスターたちのエネルギーに圧倒されるのは間違いない。

この短評にはネタバレを含んでいます
ADVERTISEMENT

人気の記事

話題の動画

最新の映画短評