ベテラン 凶悪犯罪捜査班 (2024):映画短評
ベテラン 凶悪犯罪捜査班 (2024)
ライター2人の平均評価: 4
大ヒット韓流アクションの続編は超絶スタントの数々も圧巻!
法の目をかいくぐる悪人とされた人物を次々と殺害し、世間から正義のヒーローとして称賛される連続殺人鬼に、粗野だが人情に厚い昔気質の中年刑事率いる凶悪犯罪捜査班が立ち向かう。ファン・ジョンミン主演の大ヒット韓流アクション『ベテラン』の9年ぶりとなる続編。理不尽な犯罪に対してSNS上で一方的な懲罰感情が盛り上がるケースは日本でも日常茶飯事だが、しかし果たしてそれは本当に犯罪なのか?ネットに流布している情報に偽りはないのか?いわゆる「正義の暴走」の危うさを描く。今回もハードなバイオレンスと軽妙なユーモアのバランスが絶妙。超危険なスタントの数々にも度肝を抜かれる。前作未見でも問題なし。
ファン大満足の9年ぶりの続編
ハズレのないファン・ジョンミン映画にして、彼の代表作の一本『ベテラン』9年ぶりの続編という、高いハードルも超えてくる面白さ! おなじみ犯罪捜査班(よくぞ揃った!)によるチームプレイから幕を開けるが、今回はジョンミンとチョン・ヘインとのバディムービーとしての醍醐味も味わえる二段構え。前作未見であっても問題ないが、シリーズの魅力である人間臭いドラマ&リュ・スンワン監督らしい趣向を凝らしたアクションは健在。特に中盤に展開される南山ソウルタワーの高低差を使った追跡アクションや雨が降りしきるビル屋上での肉弾戦バトルなど、前作超えのシチュエーションに目を奪われる。